北海道の交通関係

「北の大地の入場券」収集旅2-1(日高)

2020/08/03
JR北海道の新しい着地型入場券「北の大地の入場券」収集は2回目。8月と気候もいいですし、夏の間に少し訪問駅を稼いでおきたいなと思います。

今回は日高線沿線にお邪魔いたします。鵡川-様似という沿線のかなりの区間を災害のため代行バスによる運行を行っている日高線ですが、4駅で「北の大地の入場券」を発売します。以前の「わがまちご当地入場券」の発売駅であった浜厚真、鵡川、日高門別が無くなってしまいましたが、駅から遠く離れた場所で、しかも当初は平日日中のみしか発売しない浜厚真など、アクロバティックな乗り継ぎで何とか購入した思い出の深い場所ではあります。もう一度やりたいかと言われれば・・・(笑)って感じですね。

今回も自転車を輪行しての訪問といたします。新型コロナウイルスの対応としては、マスクの着用と小瓶スプレーによるアルコール消毒液の持ち歩き、各所での手洗いを励行しております。これは神社訪問時手水設備が止まっている神社も多いようで、一応そういう場所でも手を清められたらと思っております。

前回の記事
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=964

札幌駅を早朝に出る

札幌市内から郊外への始発列車は快速エアポート50号が5:50発、特急北斗2号、旭川行き普通列車が6時ちょうど発、小樽経由然別行普通列車が6:09発、学園都市線北海道医療大学行きが6:20となっています。各方面からの始発列車からこれらに乗り継げない場合もあります。今回は札幌発東室蘭行普通列車でスタートします。

この列車6:12に苗穂方面から入線しまして、そこそこあわただしく出発します。快速はもう動いている時間なので、乗客は多くはありませんが、2両編成の気動車に車掌さんが乗られるのはこの地域では珍しい列車です。喚呼が気持ちいい車掌さんの合図で出発。自動放送ではないのも最近は珍しいかもしれません。
「北の大地の入場券」収集旅2-1(日高)

キハ143は主に苫小牧-室蘭で運用される気動車。電化前の学園都市線で運用しており、冷房車でもあります。最高速度は110キロと他の一般形気動車より高性能でもあります。ただ、出自は札幌近郊で使われていた「赤い客車」で私も江別在住時はよく乗っていたはずの車両です。改造車でもありますので、車内には不思議なデッドスペースがあったりしますが、自転車を置くには最適とも言えます。ちょうどいいスペースを見つけました。
「北の大地の入場券」収集旅2-1(日高)

途中の乗降も細かくあり、部活の学生も見かけるようになって、やっと日常が戻ってきた感じも致します。島松で快速列車を、沼ノ端で特急列車を待合せ、苫小牧到着は7:45。5分ほどの停車で去っていきました。


日高線の「列車」

苫小牧駅では向かい側に停車している「様似」行に乗り換えます。
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苫小牧駅の表示はあくまでも様似行きで、途中からバス代行である旨を放送で伝えています。キハ40の一般色の2両編成で、平日は鵡川高校への通学便として多数の高校生が乗る列車になります。鵡川高校は昨年度から苫小牧在住の生徒のためのスクールバスを休止し、鉄道利用に改めました。そのため列車の発車時刻も5分繰り上がり、高校の始業時間も変更し、鉄道での通学利用が可能にしたわけです。この効果で日高線のこの区間の輸送密度も上がっています。日高線の維持のために地域ができること、そしてスクールバスの経費や運転者の確保などを考えた時に、このような方法はほかでもできることかもしれません。
ともかく、2両編成に旅行者と部活の学生など30人ほどを乗せた列車は苫小牧を出発。軽快に走ります。昨今日高線専用の塗装を施しているキハ40350車は日高線での運用をめったに見ることはなく、専ら室蘭線の運用についている模様です。どのような理由があるのでしょうね。

「北の大地の入場券」収集旅2-1(日高)
2両つないでいますと最前部のドア以外は鵡川でも開きませんので、後部デッキに自転車を置かせてもらいます。中間運転台のスピードメーターは80キロ以上出ているようで、30キロほどの区間を30分、平均時速は60キロとなります。苫小牧から鵡川まで車で高速道路を経由してもその時間では走れませんので、鉄道の大量輸送、速達効果が活かせる区間でもあることがわかります。

日高線の「代行バス」

鵡川駅は今も2番ホームに列車が到着しています。システム的に折り返しが可能なのは2番線だけということで、これが続いています。逆に言えばこれが続いていることが日高線の様似方面が「休止」ということを表していますね。1番線で折り返しできるようにするにはシステムを変更する必要があり、それを行うと「この先の復旧はしない」ということが確定してしまうわけです。
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鵡川駅は構内踏切の舗装が改善されているなど、今もちゃんと駅の手入れはされていることがわかります。遠隔によるアナウンスも変わらず行われており、駅前には静内行の代行バス(ジェイ・アール北海道バス)が待機しています。昨年乗車時は新ひだか町の貸切バス会社酒井観光バスの車両でしたが、最近は低床車の要望も多かったのかジェイアールバスの路線車両による運行を増やしたように見えます。

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路線車両であっても前扉からの乗車、下車となっており、中扉は使用しません。座席は2人掛け主体で座席数が多くなっていますし、ワンステップ車ですので、前車輪部は荷物置き場になっています。私は右側最前列に座り、荷物を荷物置き場に固定、若干ぐらつきましたのでその後車内の座席に余裕がありましたので2人掛けの窓側に荷物を置きます。やはりバスに自転車を持ち込むのは難しそうですね。中扉のあたりに置いた方がよかったかもしれません。

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この便の運転手さんは一言もしゃべらずに運行。ジェイアールバスの代行便はアナウンスを運転手操作で行う一般の路線バスのような形になりますので特段困ることはなさそうではあります。運賃表示器の停留所名表示部分に駅名も表示されますので、迷うことはないとは思います。運賃は現金でのみ支払え、両替ができないのも以前から変わっていません。ただ、運転手後ろに三角運賃表が設置されたのは良いことかもしれません。

何度もこの区間はバス利用も車でも通りますが、やはり橋梁が破壊され、線路が浮いている区間は心が痛みます。しかしながら駅そのものなどはよく管理されているように見えます。相変わらずバスが駅を経由するために遠回りするのも含め、いつまでもこのような運行が続けられても、利用者は喜べないわけです。利用したいであろう病院や市街地から遠く離れた駅前で降ろされる。これを改善するだけでも利用者に喜ばれるだろうに。せっかく「大狩部高台」のような駅と無関係な代行バス停留所を設置できるのであとは地域とJRの話し合いだけの話と思います。


新冠駅(新冠町)

・発売箇所:道の駅 サラブレッドロード新冠
・指定神社:氷川神社
・食事:スイーツマルシェ みると
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バスは新冠駅に到着します。駅のロータリーを一周し、ここで最後に乗車している人員を指令に報告することもありしばらく停車します。
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駅は1999年に移転新築されています。以前の駅はもう少し静内側にあったはずです。「出会いと憩いのセンター」と称した建物になっていますが、無人でトイレと特産品案内などの設備があります。
早速自転車を組み立てて発売箇所である道の駅 サラブレッドロード新冠へ向かいます。徒歩5分程度の場所になります。駐車場には多数の車が止まっており、セイコーマートも隣接していますのでドライブ中休憩するのはいい場所でもあります。
道の駅の売店が「北の大地の入場券」の発売箇所です。新冠は横に2枚連結したタイプで、これを持ち帰るのはちょっと大変。今回はB5サイズの硬質クリアファイルを持っていますので、これに入れることにします。
「北の大地の入場券」収集旅2-1(日高)

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まだ、10時を過ぎたところですので開店直後ではありますが、土曜日ということもあり道の駅はにぎわっています。その中で目に入ったのが道の駅隣接の「にいかっぷキッチン」に入っているパン屋さん「スイーツマルシェ みると」さん。ここでは「さくさくすぎるパイシュー」を購入。150円。本当にサクサクでおいしい。これは人気になるわけです。いくつか朝食代わりに購入したパンもおいしいです。パン屋さん大好き♪
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さらに自転車を走らせて氷川神社へ。埼玉の氷川神社を勧請したもので、北海道に氷川神社と名前が付くのはここ1か所だけだったと記憶します。無事参拝。この近くには旧カーペット車のオハフ45と思われる廃車体もあります。ライダーハウスとして使われていたようですが、今は朽ち果てるままですね。車内も草が生えています。
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新冠から静内へは路線バスがこのあと11時10分にあるのですが、静内での時間が欲しいのでこのまま自転車で静内に向かいます。新冠から静内は1駅、約5㎞ほどで、おおむね平坦と思いますので20分もあれば着くことでしょう。
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静内駅(新ひだか町)

・発売箇所:静内駅窓口
・指定神社:靜内神社
・食事:西谷弁当店
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自転車は新ひだか町役場に近い静内神社に向かいます。ちょっとわかりにくい場所でありましたが、非常に立派な神社ですね。残念ながら手水は新型コロナウイルス関連ということで休止でした。参拝を終えて静内駅に向かいます。静内はこの地域では中核都市ですので大手チェーン店があったり、コンビニなども充実。多分この町で困ることはほとんどないことでしょう。

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「北の大地の入場券」収集旅2-1(日高)
静内駅は観光案内、売店、駅そば店が複合しており、ちょうど昼時なのでお蕎麦屋さん大繁盛です。予約しておけば駅弁も入手できるはずで、次回は試してみたいですね。今回は御蕎麦をいただきまして、駅窓口で「北の大地の入場券」を購入します。今回の旅では、券を発売する道の駅や駅に入っている飲食店は優先で使う予定にしております。静内駅は今後もバス拠点として残っていくように思われます。
「北の大地の入場券」収集旅2-1(日高)

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さて、苫小牧からの道南バスの路線バスが到着、このバスがそのまま浦河行になるように見えます。JRの代行バスと路線バスは何の関係もないと言われればそうではあるのですが、代行バスの直前を路線バスが発車しますし、代行バスは途中国道を外れますので、所要時間が長いこともあって、早くいきたい人は当然路線バスに乗るはずでしょう。11:48にこのバスが発車した後12時ちょうど発の様似行き代行バスが駅前に入ってきました。

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カテゴリ: 北海道の交通関係 JR北海道 一日散歩 北の大地の入場券

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