北海道の交通関係

「北の大地の入場券」収集旅3-1(石勝)

2020/08/06

数年前から比較的暇な時期である8月に平日のお休みをいただけるようになりまして、「北の大地の入場券」の発売駅のいくつかが平日のみの窓口営業でありますので、先にそのような窓口を回ってみたいなと思っております。
収集旅の3回目は朝から石勝線に向かいます。

前回の記事
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=970

追分駅(安平町)

・発売箇所:追分駅窓口
・指定神社:追分八幡神社
・食事:追分ホテルわたなべ
朝から雨模様の札幌をスタートです。駅までは仕方ないので雨の中自転車であります。雨雲レーダーを見る限りこの後雨雲は道北方面に移動し(そんな関係で宗谷線に運休が出た模様)これから向かう方向は天候が回復しそうな感じです。

札幌駅から快速エアポートで約30分、千歳駅を降りると1両のキハ40がお出迎えしてくれました。追分行きの普通列車で、途中の停車駅は南千歳のみ、各駅駅員氏がいらしゃいますので運転士は運賃の精算を行わない、完全な都市型ワンマン列車になります。北海道では多分ここだけではないでしょうか。


ただ、側面の行き先表示「千歳-追分-新夕張」はいただけません。この列車は新夕張には行きません。どうやら今年のダイヤ改正から側面行き先板の交換作業を効率化するためにこのような表示になったようで、何度かこの表示で走る列車を見かけています。その気持ちはわからないでもありませんが列車の行かない行き先を表示するのはダメなことです。各駅でホームに行き先表示のがありますので、これなら列車本体に行き先表示を行わない方がよっぽどマシです。(でも日高線色のキハ40って行き先札差さないと「日高本線」って表示が出てきちゃうんですよね)


雨はすっかり上がり、窓を開けたキハ40で快適に進みます。雨上がりで蒸し暑い車内に扇風機がぐるぐる回っている様もなかなか見られなくなりました。


追分駅はジャンクション駅ですが日曜、祝日は窓口の営業を行っていません。また、今回は朝が早いため、事前に追分八幡神社と駅前の追分ホテルわたなべさんのレストランで食事を頂いております。7月18日に千歳から一駅行きまして、けっこうな急な坂を登って参拝しております。





地方の駅前レストラン?美味しいの?って聞かれますが、地元では仕出しやってたり、会合なんかでも使われるので、基本的に美味しいんです。ホテルわたなべさん。今回は野菜ラーメンでしたが大満足でした。また来たいですね。


新夕張駅(夕張市)

・発売箇所:新夕張駅窓口
・指定神社:紅葉山神社
・食事:-
追分から新夕張までは特急列車に乗り継ぎます。新夕張駅停車の特急列車が増えたのは朗報で、いままでは青春18きっぷなどの「普通列車乗車券」の「特急列車利用可能な特例」を行使しようとすると乗り継ぎが難しく断念というのがありました。この時間、追分から運賃と自由席特急券併せて1,270円を使いますと約1時間の乗り継ぎ時間でその先に進むことが可能です。なお、新夕張で途中下車せずに進む場合は全区間の運賃、特急料金が必要ですので、追分-新得なら運賃と特急料金で4000円オーバーとなります。

さて、朝から北海道らしくない蒸し暑さではありますが、さすがに特急列車は空調が効いていて快適です。わずか20分ほどですが快適な特急の旅を楽しみます。

新夕張駅は夕張への支線が分岐していましたが昨年廃線になっており、普通列車が使用していたホームも使用停止になっています。それでも今もホームとしては4本使えるようで、信号も動いているようです。
新夕張駅も休日は窓口閉鎖となります。駅前が改良されて駅の待合室がバスの待合室も兼ねています。今回まだ朝早く地域の食事処も駅前の道の駅もまだ開いていませんので、次回持ち越しとします。夕張はバス転換後に開業した拠点複合施設「りすた」もまだ見ていませんし、旧線の撤去状況も気になります。沼ノ沢駅舎内で営業していた「レストランおーやま」も廃業されたということで、沿線の食事処も少なくなってきております。今回そこまでの時間は取れませんので、次回夕張の本町地区側から市内に入ることにして持ち越します。




さて、道の駅の裏には紅葉山神社があります。新夕張駅は新線である石勝線が開業するまでは紅葉山駅でした。この地区で長く鎮座する神社なのですが・・・管理があまりされていないように見えます。蜘蛛の巣はよくあることですし一晩で立派な巣を作りますが、社殿に赴きますとやたら蜂が飛んでいる。よく見ると社殿の軒下に立派な蜂の巣。しかもスズメバチと思われます。これは社殿に近づくことも憚れます。お賽銭どころか離れて軽めに参拝し一目散に逃げ帰るだけです(笑)この時期蜂には気をつけたいですね。

2020年8月24日追記
再度夕張を訪問しまして旧南清水沢駅の駅舎内に開店した蕎麦店「そば天国夕張店」にお邪魔しました。ランチの天ぷら定食は900円とお安くボリュームもあって大満足でした。店内は古い家庭用品やレコードなども展示してあります。




また、夕張神社にも参拝しました。



占冠駅(占冠村)

・発売箇所:占冠駅窓口
・指定神社:占冠神社
・食事:占冠物産館メープル
新夕張駅からさらに「おおぞら3号」で進みます。占冠駅に停車するおおぞら号は珍しく、ちょうどこの時間帯約1時間おきに列車を乗り継げますので効率がいい感じです。今日のおおぞら3号は7両編成。キハ261のおおぞらも見慣れた感じです。自由席車2両ともグレードアップ指定席シートで快適に進みます。
新型コロナウイルス対策で車掌さんの回る頻度が低くなっているのが気がかりです。今は指定席は売れた席に座っていればきっぷの確認はしないようで、自由席も以前行っていた席管理はしていないようです。





占冠の市街地が車窓に見えたらちょっと離れた場所が駅。占冠は駅から市街地が1.5kmほど離れています。早速自転車を組み立てますと、雨がぱらついてきました。先ほどまではなんとか保って少し空が明るかったのですが、今はどんより。まぁ、降っても酷くならないと思いますので市街地に向けて坂を下ります。これ、帰りきついヤツですね。






市街地を抜けて、占冠中学校への坂を上がった途中が神社の入口。やべぇ、ここも管理されていない?と思ったら社殿の方はしっかり管理されていました。車で参拝する人がほとんどでしょうから以前からの石段の参拝ルートはあまり使われないのでしょう。参拝を終えますと雨は上がって青空が見えてきました。

村の中心部に道の駅があり、大型バスが止まっています。観光が難しい状況ですが、少しずつ戻ってきているなら嬉しいことです。駅への途中には道北バスの廃車体がありました。天窓付きのバスは珍しいんじゃないかな。




駅前の物産館ですが、1階はほとんど閉鎖、2階に郷土資料の展示とレストランメープルが入っています。外から見るとやってるのかな?って感じですが、これが大当たり。



ご当地入場券のときにここのカレーが割引になっていたはずで、カレーにも興味を引かれましたが、ラーメンを発注。いまどき税抜き500円は安すぎです。ラーメン美味しいんですよ。このラーメンに使われているかはわかりませんが、塩がこだわりがあるようですし、鹿肉使ったメニューも美味しそう。失敗した、もう一品食べれば良かったって感じ。安くて美味しくてメニューが豊富。こういう町のレストランが長く残ってくれたら良いなぁ。また来ます!


物産館の1階の公共交通案内。駅ができて、駅前に物産館を作った当初のものだと思います。今や村の興味は道の駅側に移ってしまってるんでしょうけど、こういう案内の感じがステキ。




さて、駅に戻って、えらく虫の多い跨線橋を渡って列車に乗ります。今日はここからがメインイベントなんです・・・今回は「トマム駅」に向かいます。

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