北海道の交通関係

「北の大地の入場券」収集旅5-1(赤平・芦別)

2020/08/13

「北の大地の入場券」は北海道内と青森県の86駅で発売されます。昨年まで発売されていた「わがまちご当地入場券」のときもそうでしたが、発売箇所の営業時間が短かったり土日祝日を休む発売箇所があったため、ただ闇雲に集めようとすると難しいという点があります。(これも単に車で早朝から走り回れば「購入する」という意味では楽だったんでしょうけどね)列車ダイヤと発売箇所、営業時間をにらめっこしながらパズルを組み立てていく感じですね。

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今回私個人は今回街の中で1食いただく、お土産を買う、そして神社を巡るを同時に行っていますが、この日付的、時間的な問題をクリアしながら、なおかつ街を廻るというのはとても難しいことでもあるのです。
そのために、特に一般的な休日に販売を休む発売所につきましては、先に券を購入しておいて、後日街歩きしようかなと思っています。ただ、時間的な制約のない神社巡りはまぁ、一緒にやっておこうかって感じですね。

今年は新型コロナウイルス感染対策の影響で観光臨時列車が平日に運行されていないのも、この収集旅を困難にしています。「ご当地入場券」でフラノラベンダーエクスプレスを組み合わせて購入した平日のみ営業の芦別駅は残念ながら今年はこの手を使えません。逆に富良野線は観光列車が運休になる平日だと集めにくいということになりますね。


赤平駅(赤平市)

・発売箇所:赤平駅窓口
・指定神社:赤平神社
・食事:-

札幌から滝川行きの普通列車がほぼ20分と開けずに2本連なるのが早朝からの移動の便利なところです。今回も自転車を担ぎまして札幌6:41発の列車に乗ります。滝川まで乗り換えないのはとても楽。岩見沢での乗換は必ず別ホームで階段を経由することになりますので直行の恩恵を受けます。

滝川には8:10到着。早速自転車を組み立てまして、駅から約2km離れた「瀧川神社」に伺います。このあたりは滝川駅の項目で記載しましょう。瀧川神社からは今回赤平まで自転車を走らせるということを行っています。
残念ながら滝川から富良野方面の列車本数は少なく、平日はフラノラベンダーエクスプレスも走りません。滝川から赤平・芦別には路線バスもありますが、今回は自転車で向かいます。瀧川神社から赤平駅より手前側にある赤平神社まで13km程度ですから、まぁ、1時間ちょっとあればいけるでしょう。



瀧川神社を出たのが8:35ころ。ちょっとだけ線路に接しながらも少し離れた国道を走り東滝川駅には9:05頃。あれ、ペース悪い。5分休憩で9:10スタート。赤平市との市境は9:12、空知川を渡ると「赤平駅2km」という青看板が。おお、私の脚力たいしたもんだ。余裕のよっちゃん!と思ったのですがこいでもこいでも赤平の街の中に入りません。スマホのナビではまだ2kmをさしています。どうやらあの青看板、大きく誤っており実際には赤平駅4km程度の場所に立っているようです。


赤平神社到着は9:35結局ちょうど1時間ででございました。無事に参拝を済ませまして、赤平駅にまいります。まだ早い時間でお店も開いていませんのでここでの食事、お土産はパス。次回にお預けとします。



赤平駅は2016年から町による簡易委託となっています。列車到着前には「改札を行います」とアナウンス案内も流れますので、平日に購入したかったんですよね。「北の大地の入場券」は休日も駅内赤平市交流センターみらい(というか公共施設に駅が同居しているのだ)でも発売しますが、多分券自体は簡易委託窓口と同じなのではないかと予想します。

2020年8月24日追記
再度赤平を訪問してお土産として塊炭飴を購入しました。赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設として、旧住友赤平炭鉱立坑櫓等の見学ができる施設になります。ちょっと時間が遅くて内部の見学には間に合いませんでしたが、施設内の展示とカフェ、売店は訪問できました。「明るい炭鉱」という本、面白そうなので、通勤のお供に読ませて頂こうと思っています。







芦別駅(芦別市)

・発売箇所:芦別駅窓口
・指定神社:蘆別神社
・食事:-

赤平駅を9:58発の東鹿越行きで離脱します。この列車は2両編成で1両は富良野止まり。お盆期間中ということもあってそれなりに乗っています。無人駅扱いの赤平ではドアは最前部しか開きませんが、自転車を抱えて乗車すると2両目から老夫婦が走ってくる。「後ろのドア開かないのかい?乗り慣れないからわからないんだわ」とのことで降りていきました。何度アナウンスされていても聞かない人は聞かないし、文句言う人は文句を言うわけで。




わずか15分ほど10:15に芦別に到着。ここは時間との闘いでもないのですが、まずは窓口で「北の大地の入場券」を購入します。芦別は今年から駅前にバス乗り場が整備されていて、以前は駅からはわかりにくかったバス乗り場を統合しています。




自転車を組み立てて蘆別神社へ。蘆別神社は色々歴史的にございまして、詳しく書いてあるWEBサイトもありますので、ご確認をいただければと思います。とかく北海道は入植毎に神社が非公認に建立された過去があるわけで、今の神社になるまで紆余曲折があるものでございます。




芦別も食べるもの買っていきたいものは多々ありますし、町を見下ろす観音像も気になるところで次回にお預けです。参拝後一目散に駅に戻りまして、すぐに10:39の滝川行きに乗車。以前は観光客が多数乗る時間の列車だったと記憶していますが、今回は空いています。キハ40で窓を開けて車窓を眺めるのもいつまでできますか。


なお、芦別駅の窓口は土日祝日お休みの他直近では8月19日にお休みとのことです。

2020年8月24日追記
再度芦別を訪問して食事を取りました。予定では市内の「ガタタンラーメン」を食べられる店舗を見繕っていたのですが、日曜の午後ということで、開いている店を発見できず、道の駅の中にありますレストラン「ラ・フルール」さんで頂いています。でも、暑い日に熱いあんかけラーメンは美味しかったです。梅干しの入った「梅ガタタンラーメン」この時期にいいかもしれません。






滝川駅(滝川市)

・発売箇所:滝川駅窓口
・指定神社:瀧川神社
・食事:食堂高田屋

ジャンクション駅である滝川は、まぁ営業時間も長いですしいつでも買えるのですが、今回少し時間がありましたので、参拝と食事を行おうかと思います。駅前はすっかり寂れた感がある滝川ですが、市街地は国道沿い、とくにバイパス沿いに車で便利なロードサイド店が立ち並ぶわけで、駅の印象よりは寂れている感はありません。


市内の銀行。旧北海道拓殖銀行の滝川支店です。いかにもな銀行の建物がいい感じですね。


瀧川神社は根室線線路のすぐ脇にあります。とはいえ高台なので列車からは見えませんが、こんな場所に神社があるとは知りませんでした。例年なら8月の終わりに行われる例大祭がとても規模が大きいという記憶があります。境内に多数の石碑が並んでいて、色々チェックしたくなる場所です。

境内内にある稲荷神社の裏から見下ろすと根室線の線路がよく見えます。






さて、芦別から戻りまして、食事を取ろうと思います。駅から少し歩いたところにある高田屋さん。「元祖チャップ丼」という幟が気になります。出前も忙しそうに店主さんが岡持持って出てきました。まだ少し早めの時間で空いていましたが、後から後からお客さん。いい時間に入りました。
で、チャップ丼800円。豚丼なんですが甘辛いタレがお肉に合っていて旨い!ご飯の間の海苔もいい感じ。これ本当にオススメ大満足でした。チャップは豚肉の部位のことだと思うけど、他に類する丼を知りません。豚丼ではないんですよ。


今回、赤平と芦別は食事を取れませんでしたが、これらの町、炭鉱町だったこともあって、絶対食事美味しい(しかも量がある)と思うんで短時間ではもったいないと思うんですよね。平日で時間限定なんて言わないでもう一度訪問したい。


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