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「北の大地の入場券」収集旅8-1(幕別・白糠・音別)
2020/09/17
「北の大地の入場券」収集も、ついにちょっと遠方であります十勝・釧路地方へと向かいます。今回はJR北海道が自治体である北海道のキャンペーン「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」を活用して発売する「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を使用させて頂きます。
前回の記事
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=983
HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス
このきっぷは、北海道内のJR北海道在来線全線が6日間乗り放題になるフリーパスで、特急自由席には無制限、指定席も4回まで使用できるというもので、札幌圏や浦河・様似、深川・幌加内・名寄などのジェイアール北海道バスも利用できるという優れものです。この鉄道だけでなくバスにも利用できる、複数の交通機関を利用できることで北海道のキャンペーンでは半額補助が認められたという経緯があります。価格は1万2000円、ほぼ同様の機能をもち7日間、指定席6回使用可能な北海道フリーパスが2万7430円ですから、どれだけ割り引かれるのかという話です。この北海道フリーパスから有効期間1日と指定席2回引き「定価」を2万4000円として、その半額を北海道が負担することでこのきっぷが誕生したということになります。
補助金案件ですので補助金が無くなれば、このきっぷの発売も終了となります。9月21日のJR北海道の発表では約90%が適用済とのことで、数日中には購入できなくなるのではないでしょうか。
あまりにも安価ですので単純な往復割引になってしまった面もありますが、コロナ渦の中、少しでも収入が欲しいJR北海道にしても、すこしでも道内観光客を増やしたい北海道と観光関連には必要な政策だったとも思います。
「北の大地の入場券」根室線
前回の「わがまちご当地入場券」も根室線区間は比較的自治体数が多く、しかも特急の止まらない駅での発売が多い面があり、収集に苦労した面がありました。特に帯広-釧路は特急停車駅が少なく、しかし、発売駅は細かくあり、普通列車の本数は決して多くない上に、沿線の路線バスが少ない、または存在しないという面があります。効率を考えれば、あまり公共交通で収集したくないところかもしれません。そのために今回「自転車」をまた活用しようじゃないかということを考えたわけです。
幕別駅(幕別町)
・発売箇所:幕別駅・指定神社:-
・食事:-
札幌から十勝方面に向かう始発の特急列車は「おおぞら1号」となります。札幌発は6時48分。そういえば減速減便前はこの列車札幌発7時03分だったんですよね。大幅な減速の上停車駅まで増えてるのに健闘しているともいえます。

おおぞら1号は「スーパーおおぞら」のイメージの強いキハ283系気動車。当時最高130キロ走行を実現した韋駄天走りな特急車両も今は廃車も始まっています。車内はリニューアルこそされていますが、自由席車は運行当初の座席と変わっていないはずです。今回は自由席ですので最後尾7号車に座ります。

行き先表示器はリニューアルでフルカラーLEDになっています。

車内の列車位置表示は最近の車両では「○○まであと10Km」のような表示になっていますね。
連休前の平日ということもあって、車内は3割程度の乗車。それでもトマムでは観光客が数名降りるなどGoToの恩恵もあるのかもしれません。
さて、雨が降っていた札幌から、山を越えましたらなんとか曇天になっています。車窓の路面も乾いていますので、なんとか自転車は大丈夫そうです。これから向かう幕別は特急列車が止まらない駅。列車本数も少なくはないのですが、今回はうまく接続できず、帯広駅から自転車で向かおうと思っているのです。
帯広駅には定刻9時19分に到着。自転車を担いで改札を抜けますと早速9時25分には準備完了で出発します。
今回の自転車ルートは帯廣神社に立ち寄り、その後国道38号線を走り札内川を越える札内橋を越えて幕別町へ、そして、国道38号線と根室線が近づく札内駅で少し休憩し、根室線に沿って町道幕別札内線を走る約16kmの道のりになります。概ね緩い下り坂ですので、約1時間ちょっとで走破できるはずという目標を立てました。
帯広市内を走り、帯廣神社は9時35分到着(写真などは後ほど)、そこから38号線は途中までは自転車専用通行帯がありますが、その先は歩道か路肩走行。4.5kmほどのはずですが、札内駅には9時58分到着。これは予定より5分は遅く、ちょっと焦ります。

札内からは駅の裏手に跨線橋で移動し10時ちょうどに出発。線路際の町道幕別札内線を走っていると、雨が降ってきました。列車内で雨雲レーダーを見ておりましたので、雨は降らないとしていましたが、これはキツい。雨に濡れながら自転車を漕ぎます。幕別からの乗り継ぎは2525Dなので10:44発。少なくとも10分前には到着したい。これはかなり厳しい時間です。予定していた幕別神社はパスで直接駅に向かいます。
幕別の市街地手前、幕別川の橋への上り坂はもう、焦りまくりながら遮二無二小雨の中自転車を漕ぎ続けるという、まぁ、いい年こいたオッサンが何をやってるんだ?って感じでございました。

無事に10:34幕別駅に到着。とりあえず「北の大地の入場券」を購入し、自転車を解体、足がガクガクになりながらも跨線橋を渡りまして釧路行き列車に間に合いました。(ちなみに、帯広から陸別行きのバスが幕別駅前定刻10:36ですが、5分ほど遅れて到着したので、これに乗ってたら入場券買って乗車は間に合わなかったかもしれません)

幕別駅の跨線橋は現在補修中のようです。このくらいの規模の駅にも駅員氏がいるのが十勝地方の駅の特徴で、なんかいい感じですね。

幕別は前回新田の森記念館を見学していますが、今回全く時間が取れなかったので次回再訪ですね。
白糠駅(白糠町)
・発売箇所:白糠駅・指定神社:白糠厳島神社
・食事:町内の蕎麦店
さて、無事に釧路行きに乗ります。帯広の都市内列車でもありますので、5人ほど降りる客がいるものの、乗るのは私だけ。幕別駅の待合室にいた10人ほどのお客さんも帯広行きに乗っていった模様です。日中の2両編成、2両目のデッキに自転車を置かせて貰いますと、2両目は幼稚園児の団体さんがご乗車。多分帯広の幼稚園児なのだと思いますがちゃんと席に座っていて感心です。池田駅で下車していきましたが、駅員さんも出迎えていて園児が降りるのを手伝っています。このような遠足が今後も行われれば良いなと思います。
その後は2両目は誰もおらず、1両目も5人も乗っていません。9月も中旬を越えていますが、まだ車内は暑く、窓を開けるとさわやかな風が入ってきます。根室線は帯広側から乗ると田園地帯を走っていた列車が厚内を過ぎると海が見えて、白糠に近づくと湿地帯を走る車窓の変化が楽しい路線です。窓を開けられる列車がいつまで走るかはわかりませんが、こんなゆったりした旅もなかなかできなくなりそうです。




白糠には定刻12:40に到着です。わがまちご当地入場券では「全発売所の最後」を飾った白糠駅ですが、今回は早めに購入です。早速、駅から白糠厳島神社に向かいます。この神社、参道に田畑踏切という警報器も遮断機もない人道踏切がありまして、この踏切を見るのも楽しみにしてたんですね。



神社からの景色も、なんかいい感じで、来て良かった!って感じです。境内には原半左衝門の碑もあります。このあたりの話、白糠の和人とアイヌの軋轢の話なんかもありますので、ご興味のある方はご自分でお調べ頂ければと思います。
ちょうど昼時でもありますが、あまり時間が取れませんので、お蕎麦にしましょうと入りましたお蕎麦屋さん。なかなかお蕎麦が出てきません。このあとはバスで移動なのですが、くしろバスのバスロケPINAは先日別な場所で記載したとおり、到着時刻がわかったり遅れがわかったりするアプリでは無く、バスの位置情報しかわからず、遅れてるのかどうかも不明。結局お蕎麦をかっこんで、蕎麦がでてきて3分もしないうちに店を後にすることになります。お蕎麦の味もあまり思い出せない感じです。
音別駅(釧路市)
・発売箇所:音別駅・指定神社:音別神社
・お菓子:この町愛すの家もーちゃん
ギリギリ定刻1分前に白糠駅前のバス停へ。今度はバスが来ません。バスロケでは近くまで来ているようなのですが動かないようで、どうもこのバスロケPINA、あまり便利じゃ無いです。

結局バスは10分ほど遅れて到着。乗車するのは私ともう1人おじさん。車内は高齢者5名ほどで、遅れてくるのはいいんだけど、運転手氏だんまりで、ひたすらに国道を走り続けます。途中降りる方もいないようです。

バスには鉄道の駅としては廃止された「古瀬」もありますが、旧駅からバス停は2kmほど離れています。
音別駅到着は14時過ぎ。この音別駅は15時で窓口が閉まってしまいますので、このあとの列車で来ても窓口は閉まってしまい、「北の大地の入場券」を購入できません。このため白糠からバスを使ったわけですが、このバスも平日4往復、土曜、休日3往復と本数が少なくこの日中便は平日しか動きませんので、この乗り継ぎパターンは平日のみということになります。

自転車を組み立てまして音別神社へ行ってみます。音別川を渡りまして、神社への参道から振り返りますとちょうど札幌へ向かう特急おおぞら8号が音別川の鉄橋を渡るのが見えました。


すぐに鉄橋上に保線の方が。このような保線作業があって快適に安心して列車が使えるというものです。

音別神社は町外れで静かではありますが、雰囲気は良いですね。参道が坂道の神社って好きなんです。
駅へ戻るときに、駅の裏を廻ってみます。

音別川のたもとの踏切は「川恋踏切」と、ちょっとユニークな名称ですね。

駅の裏手に行きますと貨物列車用のコンテナヤードが広がっています。音別駅は2019年3月まで貨物の取り扱いのあった駅です。駅にほど近い大塚製薬工場釧路工場からの清涼飲料水(要はオロナミンCとかポカリスエットだ)と、大塚食品釧路工場からの食品(こちらもボンカレーとかでしょう)の出荷があり、一時は年間5万トン以上あったといいます。がらんとした構内は「休止」とのことですが、今後復活の見込みは無く、操車の必要性のなくなった音別駅の有人体制もいつまで続くか危ぶまれる状態です。今回「北の大地の入場券」の設定駅に釧路市内2駅目として音別が加わったのはそのような理由もあるのかもしれません。

駅の釧路側の踏切は「浜恋踏切」で川恋、浜恋で対になってるのが面白いですね。

貨物列車の止まらなくなった音別駅ですが、札幌貨物ターミナル行きの貨物2092列車がやって来て停車しました。以前この時間帯は約1時間停車して音別からのコンテナ貨車を連結するために操車する時間でしたが、今は行き違いだけで去って行きました。


音別では国道脇の「この町愛すの家もーちゃん」さんでアイスを頂きます。少し涼しくなってきましたが、固めでしっかり詰まったアイスと、なめらかなアイスモナカを楽しみます。ここはオススメですよ。

ここからはさらに普通列車で西に戻りましょう。
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