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北海道の交通関係
「北の大地の入場券」収集旅13-1(士別・剣淵・名寄)
2020/10/21
うまくいけば10月も発売してくれるかな?と思っていたJR北海道が北海道の「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」を活用して発売した「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」。9月の終わりに、そろそろおしまいという予告がありましたので、日程は多少いい加減にえいやで購入したものを今回使用しています。
自動改札機が使用でき、指定席券売機で指定席の予約、発券も可能な「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」ですが、発売終了後に利用日付を変えると、券面に修正だけされ、自動改札が使用できなくなります。
前回の記事
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=992
前回までになんとか根室線の発売駅を購入できた「北の大地の入場券」ですが、今回からは宗谷線を巡ってみます。これまでに永山と比布だけは購入していますが、まず、士別駅に向かいましょう。
士別駅(士別市)
・発売箇所:士別駅・指定神社:士別神社
・食事:フーズサービスささき
札幌から宗谷線への特急列車は夜行廃止後も3往復が確保されていましたが、2017年から2往復を旭川-稚内の運行に短縮し、車両もキハ261に統一しました。そのために札幌から直通できる列車は1往復になってしまい、それ以外は旭川での乗り継ぎが必要になりました。札幌をベースに考えると直通列車での往復が可能な形が残ったのはありがたい話ではありますが、稚内側から見るとかならず乗り継ぎになってしまうのは不満と思われます。

特急宗谷は札幌7:30、旭川には9時前に到着するというのは絶妙な時間で、以前は出張のサラリーマンで混雑していたこの列車でありますが、コロナ渦での利用減が続いているようで、空席も目立ちます。それでもツアーの団体らしき客もいますので、以前に比べればずいぶん戻したとも言えるかもしれません。

「スーパー宗谷」のほうがいまだになじみがある特急宗谷は4両編成。1号車は9席だけのグリーン車の他は指定席、2,3号車も指定席で、自由席は4号車のみです。新しい車両のイメージのキハ261系ももう20年経つわけで、そろそろ「次」を考える時期になっています。11月以降は多目的用途の「はまなす」車両での運用も開始され、車両に余裕を出すことも考えているように見えます。1日に札幌-稚内、そして旭川-稚内を1往復ですから900km以上走ることもあり、痛みも激しいのでしょう。私の乗る車両はすこしカタコトと音がしますので、車輪に傷があるのでしょうか。

士別駅には定刻に到着。ここで旭川行きのサロベツ2号と行き逢いますので、同じ261系車両が並ぶ形になります。上手く写真は撮れませんでしたが。このように特急が並ぶのは夜の札幌行き宗谷と稚内行きサロベツ3号でも見られるはずです。稚内方面の2番ホームの屋根を直しており、JR北海道もあまり新しくない設備をなんとかやりくりしている様が見えます。かなり古いはずですが跨線橋もきれいになっています。

JR北海道は本当に駅によって職員さんの応対技術は千差万別です。もちろん頼んだきっぷを適切に発行し、利用の案内をし、乗客の安全を守るという基本はどこも守っていると思いますが、ここ、士別駅は以前来た時も対応が親切で、今回もはきはきしていて気持ちが良く利用できる駅です。駅設置から120年の展示も行われており、士別出身の駅員氏の撮影した写真も展示されています。帰ってから気がつきましたが、北海道新聞の地方面でもその紹介をされていたんですね。


地元士別翔雲高等学校のポスターはここ数年おなじみになって、新しいのを見れた、新しいものが作成されているのが喜ばしいです。駅も路線も利用する人がいてこそ維持できますし、利用する方が応援するのがいちばんいいことだと思います。

また、この駅には駅構内に売店と駅蕎麦のスペースがあります。以前あった駅売店キヨスクではなく地元の事業者さんであるようです。前回もここで手作りのサーターアンダギーを購入しています。まだ朝早く駅蕎麦はやっていませんでしたが、次回リベンジですね。士別といえば日本甜菜製糖の最寄りで専用鉄道があった跡も見ることができます。砂糖の町ですからお菓子は美味しい。

あと、いまも伝言板があるのも面白いですね。JR北海道で伝言板が残ってる駅、他に記憶がないのですがどこかありますか?

士別市内を自転車で走り屯田兵村射撃場跡なんて碑がある遊歩道を通りつつ士別神社です。神社も町を見るのに楽しいスポット。神社が綺麗に、地元の人が立ち寄る場所として栄えているのがいい感じです。九十九山という桜の名所にもなっていて、いい感じだなぁと思う神社です。

直ちには海に下らず北を指す 天塩川は北国の意思
うーん深い。
剣淵駅(剣淵町)
・発売箇所:丸八おざわ商店・指定神社:剣淵神社
・食事:駅前旅館
ここから2駅戻って剣淵ですが、ちょうど良い時間でもないので、自転車で剣淵まで行っています。線路は本当に一直線という場所なのですが、道路は少し入り組みますね。士別剣淵ICを過ぎたところで右折。きょうは風が強く、向かい風で自転車が重い。ひーひー言いながら着いたのが北剣淵駅。ここで少し休憩です。


粗末な待合室と手すりすらない板張りのホームのみの北剣淵駅は来年3月の廃止が決定とのことで、駅前の自転車一台止まっていないのが、この駅の利用の無さを物語ります。

さらに向かい風に悩まされながらも走りまして剣淵神社です。田畑が広がる中で小高い丘の上にあります。市街地から離れている神社って、それはそれで素敵なので個人的には好み。鳥居脇には相馬神社もあります。
神社前から自転車で坂を降りますと剣淵の市街地です。駅は突き当たりというのが、町の起こり的にわかりやすいですね。



剣淵駅も士別同様開駅120年の記念の年。その展示が行われています。


前回の「わがまちご当地入場券」のときも発売箇所だったおざわ商店さんで購入します。店主の方と一言二言話ができるのが、駅以外の発売所の楽しみだったりします。

ちょうどお昼時ですので、駅前旅館でラーメンを頂きます。旅館としての情報が掲載されているのはほとんど見たことがありませんが、ラーメンとカレーが旨いという話はよく聞きます。そしてわざわざ国道を外れてきたであろうサラリーマンふうの方や作業服姿の方でたちまち店はいっぱいになりました。
高速道路のインターチェンジが士別との境である北剣淵駅のほうが近い剣淵町は高速道路が不便で、現在道の駅近くにパーキングエリアの工事が行われるとのことです。ここにETC専用レーンなどができればかなり便利になりますが、その代わり鉄道駅のある現在の市街地に用事がなくなるということもあります。
名寄駅(名寄市)
・発売箇所:名寄駅・指定神社:名寄神社
・お土産:駅前交流プラザよろーなSHOP

快速列車でもう一度北に向かいます。キハ40の快速列車も、もうあまり乗る機会はないかもしれません。直線区間でスピードは出るのですが、そのスピードになるまでが遅いキハ40の特徴的な走りを楽しめるのが直線が多く高規格化された宗谷線区間ですね。この「なよろ1号」は旭川-名寄を1時間22分で結ぶ「はやいほう」の便ではありますが、平均速度は60キロにも満たないわけで、減速中の特急宗谷で54分と思うと、もう少し早くならない?とは思ってしまいます。最高速度が少し速くなり、性能が向上するH100型導入で少しは変わるでしょうか。


名寄駅についたのは1時前ですが、なんとなくもう日が傾いた感じがします。もう冬の入口の装いです。すぐに接続する幌加内行きのバスを見送ります。深名線のバスもしばらく乗っておらず、今年も乗れなかったなぁという感じ。本数がかなり減ったので、乗れても朱鞠内やせいわ温泉などで時間を取れないというのもあります。

早速自転車を走らせて名寄神社へ。ここは境内内に稲荷神社、喜多天神社、豊栄神社もあります。ただ、足下がぬかるんでて、ちょっと難儀。数日雨は降ってないと思うんだけど、この時期だけなのかしら?


すぐ脇の名寄公園にはキマロキ編成が鎮座。名寄線の跡地になります。機関車、マックレー車、ロータリー車、そして機関車という4両で、頭文字をとってキマロキとなります。説明されないと「除雪」といいながら、なぜ雪の中に先頭機関車で突っ込むの?という疑問が出そうな感じもしますが、北海道民的には「排雪車」と言った方がわかりやすいかもしれませんね。なぜか深名線の天塩弥生の駅名標があります。
きょうは北国博物館はお休みなので見学できず、次回ですね。踏切を渡って駅に向かいます。駅前のバス待合室兼用の「駅前交流プラザよろーな」で休憩です。コーヒーを頂き、Wi-Fi飛んでますので(名寄駅の中も使用できる。良い時代だよ本当に)休憩に最適です。
正直、駅までちゃんと屋根の着いた乗換拠点にすれば良いのになぁとは思ったりします。
次回の記事
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=996