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「北の大地の入場券」収集旅14-1(幌延)
2020/10/23
平日にお休みがありまして、ここを起点に「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を使用しています。今回はついに宗谷線最北端の稚内まで足を伸ばします。
稚内駅の特急を含めた列車の本数は上下13本だけ。札幌から日帰り可能な列車って、現実的に1本しかありません。特急と普通列車の時刻が近いこともあって、列車を使って効率的に買うことは最初から諦めなければならないということです。なにしろ朝の稚内行き特急宗谷を名寄以北で降りれば、次の列車は4時間半以上後の特急サロベツまでないのです。
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https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=996
「宗谷」の代行バス


さて、数日ぶりの特急宗谷です。今回も1号車の半室指定席部分に指定席を確保しました。特急宗谷・サロベツに使用されるキハ261系は登場から約20年を経過していますが、ステンレス車体ということもあるのでしょうが、古さはあまり感じず、車内も清潔に保たれているように見えます。それでも、ところどころ直しを行ったような場所が見られ、大切にメンテナンスされているのがわかります。
ただ、今のご時世ですので、電源、特にスマートフォンの充電が可能なコンセントまたはUSB充電端子の装備は早急の課題であるように思われます。
ほぼ定刻に快調に走り旭川に到着。運転士と車掌はここで交代になると思いますが、車掌さんのアナウンスに車内がどよめきます。「幌延付近で普通列車が鹿と激突した影響で、この列車は名寄までの運転となります」えっなんですと?運行情報では上りのサロベツも幌延駅で停車したままで動いていないので、鹿との接触にしては時間がかかってるなぁと暢気にしていましたが、これは一大事です。
そうこうしている間に列車は発車。まてまて、この先の状況がわからないのに、ただ、名寄までの運転と言われても困るわけです。この時点で代行バスが出るならば、それを知らせなければなりませんし、それを発表できないなら旭川出発を一時見合わせないと代替手段がないのです。
何事もなかったかのように列車は和寒停車。やっと名寄から先は代行バスを用意するとのことで、名寄より先に行く人の数を数え始めました。2号車には団体ツアー客が乗っているようで、目的地は稚内と思いますので、これは大変です。
代行バスは用意されるようですが、車掌のアナウンスはたどたどしく、稚内までは代行バスで4時間かかり、詳しくは名寄駅で聞いてくれというのは利用客には不安すぎます。このような事態は年数回あるわけです。きっぷはどうするのか?目的地まで行かないなら?戻るなら?戻るための旭川行きの列車の案内をしていますが、それなら名寄に連れてくる必要が無いわけで、もう少しスムーズに、そして旭川駅で対応が可能だったのではないか?そうも思うわけです。


名寄駅にはほぼ定時刻に到着。駅前に名士バスの貸切車が3台止まっています。2台が南稚内・稚内直行、1台が美深以降の各停車駅停車便とのことでわけられています。私は自転車もありますので、出遅れていますが、名寄駅係員の誘導は的確で、こちらは慣れている感じがします。なお、ツアー客は旭川に戻り次のサロベツで稚内へ向かうようです。



代行バスは列車出発から16分遅れの10:12に名寄を出発。名寄北ICから智恵文ICまで名寄美深道路を通ります。稚内直通便はそのまま美深北ICまで行ったのではないでしょうか。

美深駅は21分遅れの10:37発。あとは国道40号線を進みます。国道から線路は比較的近いところを走っていますが、残念ながら線路はよく見えません。

音威子府では乗車もあり、少し休憩をとり、22分遅れの11:13の発車。国道も天塩川に沿ってカーブを繰り返し、途中道路工事での片側交互通行などもあります。音威子府と天塩中川の間は高規格道路音威子府バイパスの工事が進み、本来なら既に開通している予定でしたが、落盤事故等もあり今のところ開通未定。しかし車窓には立派な橋脚が見え隠れします。完成すればこの区間は国道に対して10km程度短縮されます。

中川町に入り道の駅なかがわ到着は11:43。ここで11:50まで休憩とのこと。稚内行きの直通便に追いつく形になり、稚内に行くという方はここで乗り換えていきました。稚内行きは先に出発。

天塩中川は40分遅れの11:53発。そして幌延は42分ほど遅れた12:27の到着でした。ここからの乗車が多いようで、地域では稚内方面の足として本来特急は貴重であろうことがわかります。
現実的な代行バスの稚内到着の時間はわかりませんが、道の駅なかがわから1時間30分~35分程度で到着したのではないかと思いますので、遅くとも列車の40分遅れの13:20ころ稚内に到着したのではないかと思います。高規格道が部分開通の現時点ですら、出発までのタイムラグ15分程度、休憩10分程度を考えても特急列車とバスの所要時間にほとんど遜色はなく、さらに、一般の車はそれなりの速度で走ると思うと・・・音威子府バイパスの開通は稚内-旭川の都市間バスの再参入などの可能性もあるかもしれませんし、宗谷線の未来にもいろいろな問題を突きつけそうに思われます。そんなことを考えながらの代行バスでした。
幌延駅(幌延町)
・発売箇所:幌延駅・指定神社:-
・食事:トナカイ観光牧場

代行バスにより到着が遅れた影響で、この後乗り継ぐ予定のバスには間に合ったものの、街の中の神社への訪問は今回キャンセルしました。
幌延といえばトナカイ観光牧場と日本原子力研究開発機構の幌延深地層研究センターです。「ゆめ地創館」というPR施設が併設されていますので、ここは以前から見てみたいと思っていたのです。ちなみに深地層研究センターは地下施設の見学も行っているのですが、今回は水曜日ということで残念ながら適わず、ゆめ地創館だけの見学です。
幌延駅前から誰も乗っていない豊富行きのバスに乗り、坂を上って170円。自転車を組み立てて地層館の正門です。
私は原発廃棄物の地層処分に関してどうこう言うつもりもありませんので、是非この施設、ご自分の眼で確認して欲しいなと思います。
隣にはトナカイ観光牧場もあり、ここで昼食を頂きます。
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